看護師が転職活動をする時に、交渉すべきポイントの1つとして給与があります。少しでも給与を上げたいと考えての転職であれば、尚更交渉するべきだといえるでしょう。
給与交渉で成功するためには、“いつ行うか”ということが重要なポイントとなります。
ベストなのは、採用の連絡をもらったタイミングです。
交渉となると早い方が良いと考える方も多いでしょう。しかし、転職希望先との面接時など、初対面の時はおすすめできません。面接で希望年収などを聞かれた場合は正直に伝えるのがベストです。ただし、聞かれない場合は、あまり給与についての発言をすることは悪印象を与えかねないので控えましょう。質問できるタイミングがきた時に、まずは仕事内容や職場環境などについて尋ね、その後に給与の件を聞いてみるのがおすすめです。
また、採用の連絡をもらってそれを受けてしまった場合は、条件に合意したということになるため、その後に交渉してはいけません。せっかく採用されたのに、決まりを守れない人だという印象を与え信頼を失ってしまいかねないでしょう。
以上の理由から、採用の連絡をもらった時が自分の希望を伝えて交渉するための適切なタイミングということになります。どのような給与の条件なのかを確認し、希望に合っていれば内定を承諾しましょう。もし不満があるのであれば交渉を行います。前職の年収を伝えたり、その年収を希望する理由なども言い添えることは、説得力が出るためおすすめです。また、看護師の仕事に生かせる他の資格を持っている場合には、それを示すことで手当が上乗せされることもあります。